ムーランルージュ と ロートレック

ムーランルージュと切っても切れない関係にあるのが、画家トゥールーズ=ロートレックです。

1864年、南仏のアルビの伯爵家に誕生。
少年期の骨折のため、脚の発育が停まってしまい、成人した時の身長は152cmに過ぎませんでした。

1882年、パリに出て、本格的に絵を学びます。
日本美術に興味を持ち、当時の多くの画家同様、ジャポニズムに強く影響を受けます。

身体の障害のためか、心にも傷を負ったロートレックは、モンマルトルの「夜の世界」に引き寄せられて行きました。ムーラン・ルージュをはじめとするダンスホールや酒場などに自らの居場所を見つけ、そこで生き抜く女性たちを愛情のこもった視線で描き続けます。その画風にはぬくもりさえ感じさせます。

トゥルーズ=ロートレック
トゥルーズ=ロートレック

やがて、多量の飲酒と放縦な生活のため、精神と肉体は病み、37才の若さでこの世を去りました。

ディヴァン・ジャポネ
ディヴァン・ジャポネ

画家ロートレックは、ポスターを芸術の域にまで高めた功績でも高く評価され、「小さき男(プティ・トンム)、偉大なる芸術家(グラン・タルテイスト)」と賞賛されています。

「赤い風車」(1952年、アメリカ映画、ジョン・ヒューストン監督)、「葡萄酒色の人生」(1999年、フランス映画)などの、伝記映画にもなるロートレックの生涯。日本での人気も高く、展覧会も頻繁に開催されています。