ムーランルージュとは

ムーランルージュ120年の偉大な歴史とその魅力

ムーランルージュ120年の偉大な歴史

1889年10月6日 すべてはこの日から始まった
フランス革命100周年を記念する第4回パリ万国博覧会の年。
エッフェル塔完成と時を前後して、当時も今も芸術家が集まるモンマルトルに、ムーランルージュは産声を上げました。

記念すべき初日から満員御礼となったムーランルージュ。
美しく着飾った裕福な紳士淑女から、流行に敏感なアーティストやボヘミアンまで、あらゆる階級の人々が、毎夜、押し寄せました。

観客の楽しみは毎晩10時に始まる「カンカン踊り」。
カンカン踊りが始まると、人々は階級など忘れて踊り興じ、ムーランルージュはますます熱気を帯びてくるのでした。

カンカン踊りの他に、ムーランルージュの人気を不動にしたもう一つの大きな要因、それは画家トゥールーズ=ロートレックの存在です。

ロートレックは、ムーランルージュの踊り子たちを愛し、ポスターに描きました。
ムーランルージュは、より多くの人々に印象づけられ、その人気はますます高まりました。

「ラ・グーリュ」
「ラ・グーリュ」
「ジェーン・アヴリル」
「ジェーン・アヴリル」
オープン当時のムーランルージュをめぐる人々
英皇太子エドワード7世(後、イギリス国王)
1890年、当時のイギリス皇太子エドワード7世はムーランルージュの人気を聞きつけて、プライベートでムーランルージュのショーを楽しまれました。
コレット(作家、代表作「青い麦」)
著名な作家コレットは、前身は舞台女優でした。
1907年、ムーランルージュで「エジプトの夢」というレビューをプロデュースし、自身が舞台で演じました。
コレット
トゥールーズ=ロートレック
 
1925年 スターダンサー、ミスタンゲット登場

ミスタンゲットは「ミュージックホールの女王」賞賛された歌手兼ダンサーです。
彼女を主演に迎え、ムーランルージュは最初の大きな最盛期を迎えます。

毎晩、満員御礼が続く大盛況。
ミスタンゲットは当時50歳近い年齢でしたが、その美しい脚には数十億フランの保険をかけていると言われていました。

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1930~40年代、ムーランルージュは次世代のレビューへの模索と悲惨な戦争 により変則的な活動を余儀なくされました…
第2次大戦中、ドイツ占領下のパリ
ムーランルージュはドイツ兵をも魅了しました。
女王ミスタンゲットの相手役として舞台に立った男優たち
ミスタンゲット
  • モーリス・シュバリエ(俳優)
  • ジャン・ギャバン(俳優・歌手、代表作「望郷(ペペル・モコ)」)

モーリス・シュバリエはハリウッドでも活躍した名優。

ジャン・ギャバンは、ムーランルージュで初舞台を踏み、その後フランス映画界屈指の性格俳優として華々しく活躍していきます。

1944年 エディット・ピアフとイヴ・モンタン

第2次世界大戦ヨーロッパ戦線は終結に向かい、パリ解放の翌日にムーランルージュは再スタートを切りました。
エディット・ピアフとイヴ・モンタンが出演し、パリの人々を勇気づけました。

1959年、ムーランルージュは、厨房設備を整備し、お食事も楽しめるナイトスポットに改装。
世界中からのお客様に、「スペクタクル・ディナー」を提供していきます。

 
エディット・ピアフ(歌手、代表曲「愛の讃歌」)
イヴ・モンタンを見い出し、育てたことでも知られています。
  • イヴ・モンタン(歌手・俳優、代表曲「枯葉」)
1962年 ルーツへのオマージュ

ジャッキ・クレリコがムーランルージュの総責任者に就任。
1962年3月20日、新レビュー「CANCAN(カンカン)」を発表しました。
レビュー名「カンカン」は、ムーランルージュの代名詞ともいえる「カンカン踊り」のこと。1889年のオープン当初から変わらぬ「カンカン踊り」へのオマージュとして命名されました。

 
ダイナミックなフレンチカンカン
1979年 ムーランルージュ90年祭

ムーランルージュ90年を祝して、
ジンジャー・ロジャース(ハリウッドのミュージカル女優)パリ初演。

共演は、
ダリダ(歌手)
シャルル・アズナブール(歌手・俳優)
ジョージ・チャキリス(俳優、代表作「ウエストサイド・ストーリー」)
ヴィレッジ・ピープル(音楽グループ、代表曲「YMCA」)

エンターテイメント発表の場所としてのムーランルージュ

ムーランルージュは世界的な歌手やエンターティナーからの公演開催依頼を受け、劇場を提供しています。
もちろん、ショーの最後に花を添えるのは華やかなレビューです。

1988年 ロングラン大ヒットレビュー登場

ムーランルージュ誕生から100年を記念して発表された「FORMIDABLE」。
国内外のお客様からの圧倒的支持に答え、11年ものロングランとなりました。

1989年10月6日 ムーランルージュ100年祭

オープンからちょうど100年目の1989年10月6日、記念の大祝賀パーティが華やかに催されました。

出演者は、
シャルル・アズナブール(歌手・俳優)
ローレン・バコール(女優、代表作「脱出」)
レイ・チャールズ(歌手・ピアニスト、代表曲「わが心のジョージア」)
トニー・カーティス(俳優、代表作「お熱いのがお好き」)
ジプシー・キングス(音楽グループ)
マーゴ・ヘミングウェイ(女優、祖父は作家のアーネスト・ヘミングウェイ)
エラ・フィッツジェラルド(ジャズシンガー)
ジェリー・ルイス(米喜劇俳優、代表作「底抜けシリーズ」)
バーバラ・ヘンドリックス(クラシック歌手)

 

ムーランルージュの記念公演の他にも、多くの有名人がムーランルージュの舞台に立っています。
特に日本でなじみ深い人たちは…

ライザ・ミネリ(歌手・俳優)
1982年、公演。
フランク・シナトラ(歌手・俳優、代表作「マイ・ウェイ」)
1984年、公演。
ミハイル・バリシニコフ(バレエダンサー・俳優、代表作「愛と喝采の日々」)
1986年、20世紀を代表する舞踏家バリシニコフが、モーリス・ベジャールの振付によるバレエを上演。
1999年12月 ミレニアム記念レビュー

豪華な衣装
21世紀の幕開けにふさわしいレビューとして、現在上演中の「Feerie」が発表されました。
「夢の国・夢幻の国」への誘いをコンセプトに作成され、制作費、衣装の豪華さ、観客動員数等々すべてにおいて、ムーランルージュの歴史を塗り替えています。
 
ミレニアム記念レビュー「Feerie」
2001年 映画「ムーラン・ルージュ」公開

踊り子と若い作家のラブストーリーを描くミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」。
主演二人(二コール・キッドマン、ユアン・マクレガー)の吹き替え無しの歌と、豪華なセット、衣装が話題になりました。
映画の舞台となったムーランルージュの名も、さらに世界的なものになりました。

映画「ムーラン・ルージュ」

主演
二コール・キッドマン(女優、代表作「めぐりあう時間たち」)
ユアン・マクレガー(俳優、代表作「スター・ウォーズ」)

監督
バズ・ラーマン

日本での活動

「ダンス&シンフォニーコンサート」

2005年7月15日、16日、17日の3日間、東京のサントリーホールで、「ダンス&シンフォニーコンサート」のコンセプトのもと、ムーランルージュのダンサーがオッフェンバッハの「天国と地獄」にあわせてダイナミックにフレンチ・カンカンを上演しました。
ダンサー達は観客からの熱狂的なスタンディング・オベーションを受けました。

在日フランス商工会議所主催のガラ・パーティ

2006年11月22日、都内のホテルで催された在日フランス商工会議所主催のガラ・パーティのスペクタクルとして、パリから総勢20名以上のダンサーが来日。
実際にパリの舞台で上演されている「Feerie」のハイライトを披露し、海上はため息と大きな歓声で包み込まれました。
終了後、メインダンサー達が特別にサインをすることになり、サインを求める長い行列が出来たほどです。

イギリス王室との不思議な縁

1890年にエドワード7世のプライベートなご来臨を賜ったことは先述の通りです。

現在のイギリス王室では、
1981年11月23日、エリザベス2世女王
1983年、アン王女
1988年、エドワード殿下
のご来臨を賜るという名誉を頂きました。

1989年、ロンドンのチャールズ皇太子とダイアナ妃の前でレビュー上演という名誉を賜りました。これは、ムーランルージュの長い歴史の中でも極めてまれな出来事です。

このようなイギリス王室との関係が高く評価され、フランスを訪れる国賓・主賓を始めVIPクラスをお招きする栄誉を与えられています。

 
  • エリザベス2世(イギリス女王)
  • アン王女(女王の長女、チャールズ皇太子の妹)
  • エドワード殿下(女王の三男、チャールズ皇太子の弟)
  • チャールズ皇太子(女王の長男)
  • ダイアナ妃(チャールズ皇太子の元妃)

ムーランルージュ来場者

イギリスのロイヤルファミリーの他にも、こんな著名人がムーランルージュのレビューを楽しんでいます。

王族政治家
モナコ公国、カロライン公女
ジャック・シラク(前フランス大統領)
ベルナデット・シラク(ジャック・シラク夫人)
ダニエル・ミッテラン(元フランス大統領フランソワ・ミッテラン夫人)
俳優・歌手
リノ・バンチュラ(俳優)
ジャン・ポール・ベルモンド(俳優)
グレゴリー・ベック(俳優)
ジュリアン・クレール(歌手)
イヴ・モンタン(歌手)
ミレイユ・マチュー(歌手)
ダイアナ・ロス(歌手)

貴乃花(1990年入幕、1994年11月横綱昇進、2003年引退)
1995年10月、大相撲パリ公演の際、当時の横綱、貴乃花関がムーランルージュに招かれ、観客全員がスタンディング・オベーションで横綱を迎えました。

お客様のお隣にも、ひょっとすると意外な有名人がいらっしゃるかもしれません…
ムーランルージュは、レビューも劇場内の雰囲気も、すべてが最高のエンターテイメントです。
パリへご旅行の際には、ぜひムーランルージュで素敵なソワレを過ごされることをお勧め致します。

ムーランルージュジャポン
(パリ・ムーランルージュ日本総代理店)
代表 畠山 敏雄

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